例年恒例となっているこのキャンプ・・・と言っても、二人でハイランドを滑るだけなのだけれど(笑)・・・も、かれこれ、20年以上になる。
昭和37年生まれの私たちは、再来年還暦となる。(早!)
「齢80にして女子大回転コースの壁に立つ」
を合言葉に、毎年精進(?)しているわけだ。
昨日も、自分と悪友のスキー板をホットワックス掛けして、コルクで磨き上げた。
気温は-15℃!
ブーツがカチカチに凍り、つま先が痛くなるくらい寒い。
しかし、「キャンプ」と銘打つだけあって?頂上から山麓まで、約1.7kmのコースをノンストップで一気に降りる!
スキーアプリで測定すると、今日の最高速は70km/h・・・結構速い。
全盛期の頃は、二人で4時間目いっぱい20本を超えたこともあったのだけれど、今日は悪友が初滑りという事もあり、4本で休憩。
「無理してケガしちゃ元も子もないよね」などと、お互い体力の低下を嘗め合う・・・・(笑
休憩後も4本、全開で一気降りを重ねた。
スタートしてから約6分間、山麓のゴールまでひたすらカッ飛ぶ。
バイクに乗る人が良く言う「風になる」という表現。
次のターンとその先だけを見て、頭の中が真っ白になる、風になる・・・に近い感覚だと思う。
余計な雑念が一切吹き飛ばされて、冷たい雪の香りと風を感じてターンを重ねる。
山麓にたどり着いた時に感じる、透明な爽快感。
しかし、それと共に、いつも滑り終えると必ず感じる事・・・・もっと速く、もっと強く、そして、もっとうまく弧を描いて・・・と。
風になりたいと思う。
でも、それ以上に、もっともっとうまくなりたいと思う。
そして、明日も滑りに来る。
今日のウエア