◆ファイターズ秋季キャンプ
沖縄2日目は観光を楽しむ!
訪れたのは国頭村、かいぎんスタジアム。
ファイターズファンの家人のたってのお願いで、沖縄観光二日目は「ファイターズ秋季キャンプ」へ。
たまたま私たちが旅行を設定した日が、秋季キャンプと重なっていたという偶然、ラッキーであった。
普段はテレビの画面か、球場で遠く離れた距離からしか望めない選手たちが、本当に目の前、声をかければ間違いなく反応してもらえそうな距離で練習している。
考えてみたら私も「プロ野球選手の練習風景」を、これだけ間近で見ることは初めての体験だった。
フリーバッティングをする横尾選手。
バント練習をする西川選手と杉谷選手
バッティングケージは二つで、一つはマシン、一つはバッティングピッチャー。
それぞれの選手たちが、マシンとピッチャー二つでワンセットでローテーションしていた。
目を引いたのは、太田泰、横尾、渡辺諒の三人。
この三人は、ちょっと図抜けていた。
特に渡辺諒。
重たい打球音と共に左中間を真っ二つ、また、左中間、そして左中間と、はかったかのように打球が同じところに落ちる。
ポンポンとオーバーフェンスが出る。球道が安定しているマシンであれば、打球の落下点をまるでコントロールしているかのように、ヒットゾーンに打球を運ぶ。
バッティングピッチャーに変わると、球道が若干荒れる分、打球方向もセンターからレフト、時折ライトとコースによって打球方向も変化するも、どこコースに来た球も、ほぼヒットゾーンに運ぶ。
二週目のマシンは変化球。
一瞬タメて、鋭く振りぬかれたバットは、変化球を打ち抜いてヒットゾーンへ、または、オーバーフェンス。
すごい・・・・
栗山さんが使いたがる理由がわかったような気がする。本当に惚れ惚れするような打球なのだ。
横尾は飛距離がすごかった。
球道が安定しているマシンの時は、もうほとんどがオーバーフェンス。
谷口、白村、杉谷などが次々にケージに入ったが、ヒットゾーンに飛ばすこともあっても、凡打を重ねることも多い・・・
渡部諒や横尾は、ほかの選手たちとはちょっとモノが違った。
太田泰は、打球の伸びが違う。
センターオーバーを連発する彼の打球もまた、凄いものがあった。
太田は(スタメン)指定席、渡辺亮や横尾が(スタメンの)チャンスを多くもらえるのは、彼らを栗山さんが好きなのか?とも私はおもっていたのだが、このバッティング練習を見て、思いは変わった。
太田、渡辺諒、横尾は「モノが違う」素直にそれを見せつけられた気がした。
使いたくなる気持ちがわかる。私が監督でも、この三人はスタメンで使いたいと思う。
私は個人的には、谷口や白村にチャンスを上げてほしいとかねがね思っていたのだが、今日の練習を見て納得。
渡辺諒、横尾は「使わないと損」な選手たちなのだ。
逆に言うと、谷口や白村、そして杉谷は「よほどアピールしないと」レギュラーを取るのは難しいと感じた。
◆
面白かった。
バント連数や守備練習も興味深かったけれど、渡辺諒と横尾のバッティングは目も心も奪われてしまった。
24歳の渡辺諒に26歳の横尾。
これからの彼らの伸びしろはまだまだありそうな気がする。
来シーズンも目が離せない。
沖縄で、いいもの見させてもらった!
◆かいぎんスタジアム国頭
沖縄県国頭郡国頭村字半地273
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沖縄冒険記 まとめ