サッカーとは、かくも残酷なスポーツなのか・・・女子ワールドカップ2019観戦記(4)

2019年6月26日(水) 江別は晴れ

VS_holland

日本代表1-2オランダ代表


◆あまりにも残酷な幕切れ・・・・


後半に来て、オランダの選手たちは完全に足が止まってしまった・・・対して日本の選手たちは元気いっぱい。

伸びきってしまったオランダのラインのあちこちに広大なスペースが出来、なでしこの選手たちは面白いようにそこに飛び込んでゆく。

ダイレクト、ワンツーでスペースを切り裂きゴールへ向かう。

1本、2本、3本と惜しいシュートが続き、ゴールの香りが漂う・・・

残り10分の間で、ネットを揺らすのは時間の問題・・・

または、

延長に入れば、さらに体力の差が出て一方的な展開になるはず・・・

あとは、

誰がどんな形でネットを揺らしてくれるのか・・・?

ホイッスルの後、誰がヒーローインタビューを受けるのか・・・?

そんなワクワクするような時間の中で、それは突然訪れた。

 

後半も残り2分、苦し紛れに放り込まれたオランダのクリアボールが、日本の陣内にこぼれて来た。

そのボールは、久しぶりに日本のゴール前に混戦をもたらした。

そして、そのボールは熊谷の「肩」に当たってしまった・・・

 

ハンドである。

 

ジャッジは妥当だったと思う。

故意では絶対にないハンド・・・

しかし、ハンドはハンド。

 

不運という言葉では言い表せないほど気の毒なハンド。

PKを難なくゴールに収めたオランダのアタッカーは、歓喜の疾走を開始し、日本の選手たちは、肩を落とすことなく残されたわずかの時間にすべてを託すかのようにボールをセンターサークルに運んだ。ほんの紙一重の奇跡を信じて、彼女らは疾走を再開した。

 

しかし、奇跡は起こるはずもなく、私たちのために用意されていたはずの歓喜のホイッスルは、オランダ人のために鳴り響いた。

 

サッカーとはかくも残酷なスポーツなのか。

言葉にならない。

残り2分。

 

思わず、あの、ドーハを思い出してしまった。

 

ここから得るものはあるのだろうか?

無い、断じてない。

残るのは、「ベスト8に残れなかった」という冷たい現実だけだろう。

 

惜しいシュートを何本放とうが・・・

どれだけ美しく華麗にゴール前に迫ろうが・・・

 

ネットを揺らさないことには、何の価値も無いのだ。

与えられた一瞬のチャンスを、確実にゴールに流し込むことだけが必要。

それがサッカーというものなのだ。

 

サッカーとはかくも残酷なスポーツなのモノである・・・ということを、改めて思い知らされた。

代償は高く高くついてしまったのだが・・・

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このページは、よしかわゆういちが2019年6月27日 01:38に書いたブログ記事です。

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