A3活動 TOCの新たなる実践とは・・・・?桃組勉強会レポート3

◆桃組 小さな勉強会勉強会レポートその3

(2018年9月15日(土)浅草にて)

nishihara

西原さん講演

◆すぐに始めるTCO働き方A3活動

西原さんはTOCコンサルの国内での第一人者。

エリヤフゴールドラット博士が提唱するTOCを現場に導入し問題(課題)を解決するガイドをしてくれる人だ。

TOCとはセオリー・オブ・コンストレインツの略で「制約条件の理論」と呼ばれる。

向上などの生産ラインはアウトプットが一番少ない工程に、その全体のスループットの速度が依存する。

例えばある生産ラインに機械がABCDの5つ備えられている とする。
Aは50個生産でき
Bは30個生産でき
Cは5個しか生産出来ない
Dは60個生産できる
この条件では、この生産ラインのスループット(単位時間での生産数)は5だけになってしまう。

他の工程では高生産性の機械があっても、中に一台でも低生産性の機械があると、全体の生産性(スループット)は、
低生産性の機械に準拠してしまう・・・ということ。

ここでの低生産性の機械をボトルネックという。

(以上TOCの基礎理論)

西原さんはこのTOC理論を働き方改革の現場で実践される。

働き方改革、働き方の変化を考えるとき、「人は変化に抵抗する」という要素を抜きには語れないとされるのだ。

1.取り組もうとしている問題が、問題であると思わない
2.可決しようとしている方向(あるべき姿)に、
合意できない
3.その解決方法で問題が解決するとは思わない
4.その解決方法を実行すると、マイナスの影響が
生じる
5.提案されている解決方法を実行すると、
障害が発生するので現実的ではない。
6.未知の事への恐れ

という心理が働き、人は「変化に抵抗する」というのだ。
これに対しては、それぞれ以下の解が用意されている。

1’問題について合意する
2’問題解決の方向性について合意する
3’解決方法が問題を解消させることについて
合意する
4’この解決方法が重大なマイナスの影響を
生まないことについて合意する
5’この解決方法の確実な導入を阻害する方法
について合意する
6’この解決方法を実行することについて合意する

それぞれ、順を追って、実行者と合意するというのだ。
変化への抵抗には、従来の日本型改善活動の失敗パターンがある、と西原さんは言う。


結果主体・・・結果が出なければ改善活動とはいえない
現実乖離・・・活動が現実から乖離する、その原因をみようとしない
合意不形成・・活動メンバーとの合意・共感がなされていない
責任・・・・・目標未達の責任探しが始まる
士気の低下・・成果が出ないことで活動に対するモチベートが下がる

これ「失敗パターン」を防ぐ方法を見つけるのが西原さんのコンサルというわけだ。

具体的には「何を何に変えるのか」をA3の用紙に「付箋を貼る」という実にシンプルな手法を用いる。

人は意外に「これをやろう」と計画した以外の仕事に忙殺されている者であり、
その「やろうとした」事本来の仕事の目的に集中するということを実践する。
そしてそれ「やろうとすること」を理解納得した上で実行するというところに肝があるとされる。

現在西原さんはこうした、TOC実践A3活動を広げる「A3コーチ」を育成し、普及しようとしておられるとの事だ。

所感

もともと私は西原さんにTOCの考え方を紹介され、少しばかり勉強もさせてもらったので、
今日の話はとても理解しやすかった。

ただ、制約の理論で

「ボトルネック(生産性を制約する要素)」を探して、そこに手を打つ

という原則はわかっていたが、うまくゆかなかったり、現場にて実践できないことが多かった。
今回は、それに、

「実践する「人」に焦点をあてて行わないとうまくゆかない」
「実践する「人」が「それをやろう、それをやれば問題が解決する」という「きづき」を持ってもらわないとダメ」

ということを明確に指し示してもらったので、目からウロコの思いだった。

ちょうど、今、組織を動かす(人に(気づき)で動いてもらう)為に「コーチングの理論と実践」を学んでいたのだが、
コーチングの実践と非常にかぶる部分があった。

あとで、飲み会で「コーチングとA3活動ってすごく似てますね」と西原さんに尋ねたら、「同じことです」と諭されて納得!
西原さんのコンサルも、最初はひたすらコーチングから入るとの事だ。

(コーチングについては、別途考えるスレを立てたいと思う)

西原さんのA3活動、ちょっと自分もやってみたいと思える、気づきの多い講演だった。

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このページは、よしかわゆういちが2018年9月19日 22:38に書いたブログ記事です。

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