一昨日の小樽、昨日の帯広に引き続き、今日も、まさかの・・・
「吉川さん、今日は吉川さんのために予約しておきましたよ!とっておきの焼き肉屋!」
と来た。
んんんんん・・・・・! ん・・・
焼き肉は好きである。正直言って尋常でないくらい好きだ。こんな肉好き、見たことないと言われるくらい好きだ。
3日続けてとなると流石に・・・げんなり・・・ではある。しかし、どこの営業所に行っても、みんな私の肉好きを良く知ってくれているので歓迎の宴席である。それも良くわかっているから・・・
「おお!やったぜ!ありがとう!」
だよね。
◆とんでもない店があったもんだ!
北見には何度も来ている、市内の有名な焼き肉店は、ほとんど行ったつもりでいた。
しかし、ここ「味覚園・総本店」はとんでもない店だった・・・
・黒毛和牛カルビ
タレをまとっていない肉。
ふむ。
味わえるものなら、塩コショウだけで味わってみろ・・・って事だよな。
ふむ。
いい度胸だ。試してやろうじゃね~か。
さっと炙るように焼き上げて、塩コショウだけで一口。
「 ! 」
なんだ!これ?
心地よい舌触りのあと肉の香りがスーッと通り過ぎ、たっぷりと甘みを含んだ肉の味が口の中一杯に広がる・・・・
うわ~、なんだこれ?
心地よい?
モノを食べて心地よさを感じたのは初めてである。うまい・・・と感じる前に、舌触りが、香りが、甘みが、本当に心地よく感じる。
そして、その後、しばらくして、「うまいなぁ・・・これ」と、ようやく感じた。
いやはや、参った。
タレにさっとくぐらせて食べても絶品だったが、この肉は塩コショウだ。本当にうまい焼肉は塩コショウ・・・というのが私の鉄板なのだが、なかなかお目にはかかれない。
・上サガリ(厚切り)
これまた、タレをまとっていない。
ふむ。
私はサガリがあまり好きではない。少しクドさを伴う食感と後味は、重たく感じるので得意では無い。
しかし、このサガリは見るからに違う・・・色が私の知っているサガリの色ではない。本当にきれいな赤色をしている。
やはり、さっと炙って塩コショウで。
予想通り・・・いや、予想をはるかに超えて、さっきのカルビより味わいが深くて濃い。
今度は肉を噛んだ瞬間、「うまいな~」と感じた。
いや、半端ない、これ。
・味噌ホルモン
肉の鮮度が良いのが素人の私にでも容易にわかる、サッパリとしてコクのある食感。味噌だれの甘みが、新鮮な肉とよく絡み、馴染んでうまい!
コイツは、すこし焦げ目がつくくらい焼き込んであげると風味が絶品だわ。
焼く、ひたすら焼く。途中から写真を撮ることを忘れてしまうほどうまかった。
「吉川さん、うまいでしょ、ここ!」
得意げに語る地元のメンバー。
さらに焼く。
箸が止まらなくなる。そして、私は無口になる。
本当にうまいものを食すると人は無口になるものだろう。(笑
・明太子キャベツ
なんともキッチュなメニューがあったもんだ。最初は恐る恐る少しだけ齧る。
あらららら・・・これ、うまいよ。これはありだ!
もう少し、いろいろな種類を堪能したいと心から思ったが、今日はこれから中標津へレンタカーで移動である。
後ろ髪を思い切りひかれながら、そして、再訪を固く心に誓いながら、一人だけ先に店を後にした。
それからの焼く、いや約130kmは眠さと肉の味わいの余韻に浸りながらの運転。
北見・味覚園総本店、3日間焼き肉を食べ続けても、なお、心底美味しいと思えるとんでもない店だった。
絶対また行くぞ~