シビれた・・・全米プロゴルフ・・・松山英樹の一打一打に・・・

◆2017年8月14日(月) 江別はくもり

ゴルフ観戦に、シビれた・・・

2017-08-14
(sanspo.com サンスポドットコム 2017-8-14より

◆惜しかった・・・

私はゴルフをやらない。いや、厳密に言えば、年に1~2度ラウンドし、数度練習に行く事は行く。サラリーマン「ゴルファー」と言うのも気が引けるほどだ・・・

しかし、今朝は3:25、つまり1番スタートホールから7:50のホールアウトまで、18ホール全部見た。手に汗握ってみた。

日本人男子初のメジャー制覇。歴史の証人になれるかもしれないと、ずっと起きて応援していた。18ホール、72打すべてを見た。こんなことは私も初めての経験だった。

時折激しく眠くなったこともあったが、「メジャー大会、単独首位」の松山選手の姿に、「行ける!」と、目が冴えた。(今日の私はは休みではなく、仕事だったのだが・・・(笑))



◆「惜しかった」ではなく、「あそこまで行ったら勝ちきれ!」なのだろう・・・

報道陣を前に言葉に詰まり、しゃがみこんでしまい涙を見せたのだという。それでいいんだろうと思う。ストレートに感情をむき出しにしても、涙を見せてもいい。松山選手は、そこまで「闘ったのだから・・・

相手だけでなく、自分とも必死で闘っていたのだろうと思う。

しかし、彼にかけてあげるべき言葉は、「惜しかったね」という慰めでも励ましでもなく、おそらくは、「あそこまで行ったら勝ち切れ!」なのだと思う。

ゴルフを知らないお前に何がわかる!?

と言われるだろう。でも、知らないからこそ、シンプルに言い切れるのだ。

単独首位に立てた!という事は、あと数ホールそれを維持できれば勝てた!という事なのだから。

 

彼が崩れたのは、単独首位に立った直後からだ。

8番ホール入るときに単独首位に立ち、そして、その2ホール後から悪夢の3連続ボギーだ。その後も2つのボギーを叩き、後半8ホールで5つのボギーだ。

松山選手は最終日+1、そう、オーバーパーだった。では、彼よりも上位だった4人の選手は、というと全員、一人残らずアンダーパーなのだ。

自滅・・・という言葉しか無い。

 

勝者のメンタリティが無かった・・・おそらくこれに尽きるのだろう。

挑戦者。チャレンジし、チャージしてゆくスタイルは松山選手のそれだろう。

しかし。

プロゴルフの頂点を極める、世界一のゴルファーを決める舞台で単独首位に立った時・・・

彼は、「追うもの」から「追われるもの」に、いきなり立場が変わってしまったのだ。

不幸なことに、8番で単独首位に立った直後の9番ホールを終えて、彼は「リーディングボードが嫌でも見えてしまう」事になってしまったわけだ。

メジャーで、単独首位。あとわずか9ホールで世界一が手に入るとわかってしまった時、かれは「追うもの」から「追われるもの」になってしまったのだ。

チャレンジし、チャージすることしか考えていなかったものが、いきなり、「守る」立場にたたされてしまった。


いきなり、のしかかってくる重圧、プレッシャーは、おそらくは彼にしかわからないものだったと思う。

それは、予想をはるかに超えて重く、厳しく、恐怖すらかんじるものではなかったかと思うのだ。


案の定、リーディングボードが「見えてしまってから」直後の10番から、悪夢のような3連続ボギーである。

勝者のメンタリティを用意していなかった、いや、チャレンジャーである彼にとってはそれは、いままではある意味必要のなかったものだったのだろう。

ひたすら強者を倒す事しか考えず、用意してこなかったのだから・・・

 

◆怖さを知って・・・

ジャンルも、シチュエーションも違うけれども。

あと数分、ロスタイムの悲劇で散ったドーハでのサッカーの日本代表チーム。

やはり、「勝者のメンタリティ」を持つことのなかったチャレンジャー専門のチームが、あの痛恨の引き分けという地獄から這い上がっていったように。

今、サッカーの日本代表チームは、ワールドカップに出場することが「悲願」・・・悲しいまでの願い・・・では、もはやない事は周知の事実だ。

私たちは彼らに、「ワールドカップ本線でのベスト16や、それ以上」を平気で求める。ノルマとまで言ってしまう。

 

それと、同じことが松山選手にも言えるのではないかと思うのだ。

そう、

「リーディングボードの一番上」に、ホールアウトしても居続ける事。

トロフィーを高々と掲げる姿。

それは、もはや「悲しい願い」などではなく、次の戦いで「普通に」起きてほしいと思うことなのだ。


松山選手には、もう、普通にタイトルを取ることを望むわけだ。

 

だから、

「惜しかったね」ではいけない。もう、一押し、厳しさをつきつけてあげる必要があるのだと思う。

だから、

「あそこまで行ったのだから、勝ちきれ!」

松山選手には「勝者のメンタリズム」で、単独トップに立てたのなら、そのまま勝ち切れる!という、強い意識を持ってもらいたいのだ。


 

それにしても。

最終日、私は彼の72打(+1)をすべて見せてもらった。

凄かった。

72打。数十センチのショートパットから、300ヤードに迫るロングドライブまで、すべて。

一打一打に彼は一球入魂というか、一打入魂というか・・・

すべてのショットに最高の集中力と、最高の技を求められていた・・・私にはそんな風に映った。

一打に全身全霊をかける・・・・

決して大げさではなく、そんな気迫が見るものに伝わってもきた。

(だから、私は1番ホールから目が離せなくなったわけなのだが・・・)

それにしても。

72打すべてに全神経を集中させなくてはいけない・・・・それも、一球、一打たりとも気が抜けないとは・・・

そして、それを4日間も続けなくてはいけないとは・・・

彼は、肉体だけでなく、精神の疲労とも戦わなくてはいけなかったわけだ。

 

「勝者のメンタリティ」を持つことと同時に、「強靭な魂と精神力」を持たねばならないのだ・・・

ホールアウト後、取材陣の前で崩れ落ちた彼に、初めての経験(単独トーナメントリーダーで、バックナインに折り返す)に、精神的に疲れ切ってしまった姿を見た。

 

「惜しかったね」ではなく、「あそこまで行ったら勝ちきれ!」は、

「勝者のメンタリズムを持ち、強靭な精神力をも持って戦ってもらいたい」

という激励でもあるわけだ。


松山選手の闘う姿は、そして、刀折れ、矢尽き果てて崩れ落ちた姿に、私はシビれた。

頑張れ!松山選手!

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このページは、よしかわゆういちが2017年8月14日 23:15に書いたブログ記事です。

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