美しさと安定した強さを身につけて・・・アジアカップ、予選リーグを戦い終えて・・

◆2015年1月22日(木)

nikkansports.com

nikkansports.comより

◆予選リーグ、終わってみれば際立って強く、危なげなく、そして美しかった。

楽しみ!アジアカップ。
アジアでなら出来るんだね。

例えば....

長谷部がボールを持つ。

その瞬間、乾がそのボールを受けるためのスペースを作る動きをしながら、次はどうするか、シュートするのか本田にはたくか、香川に戻すかをイメージしながらパスを受ける。

本田はボールを受けた乾が自分にどういうパスを出してくるかをイメージしながら詰める。

岡崎、香川も乾がパスを受けたらどうさばくか、スペースを開けたり、あえて狭いところを切り開いたりして、自分の次の動きをイメージしながら走る。

長谷部がボールを持った瞬間に、次の動き、さらにその次の動きを皆がイメージしながら動く。

調和の取れた連動、美しい波状攻撃が生まれる。

点差以上に日本が安定した強さを感じさせてくれるのは、ここにその原因がある。

スペインのバルセロナが代表的なお手本かな。

ただ、この「次の次の動き」、まだまだ洗練されてない。再三ポストを叩き、キーパーの正面に行ってしまう「惜しい!」シュートは、この「次の次の動き」のイメージが甘いから。イメージの共有が洗練されていないから、ほんの、ほんの少しズレる。

ズレた分、「惜しい」シュートになる。「惜しい」のにはちゃんとした理由があり、理由があるからこそ、修正も出来る。

おそらく、準々決勝、準決勝と勝ち進めばこのコンビネーションはさらに洗練される。さらにサッカーが美しく、強く、安定する。

本田、長友、岡崎、香川、長谷部・・・・ヨーロッパに渡った連中が「出場機会を得るための努力」の対価として、この「次の次(そしてその次の)」動きと連動性を学んできてくれた。
それが、着実に代表チームの底上げになっている実感がある。

日本は強くなった、そして美しくなった。

UAEは、今チームを若返りさせて、やはり洗練されたサッカーをめざしている。伸び盛りの若手は馬力もあり、かつての「専守防衛からカウンター」一辺倒から、日本と同様に「連動性のある「次の動き」をイメージするサッカー」へ変貌している。その様は脅威でもある。

しかし、まだそれは「次へのイメージ」に留まっており、その次そのまた次への美しい連動に至るまでには行っていない。

なので、点の取り合いにはならない比較的ロースコアの試合にはなるだろうが、多分、危なげなく日本が勝ち上がるだろう。

そして、その次も恐らく負けはしないと思う。

最終的にはカップを手にすることは、そう難しくないとさえ思っている。

それほど、今の日本は強く美しい。

しかし、だからと言って、すぐ世界の強豪と互角に渡り合えるか・・・というと、それはまた別の問題というところが、サッカーの辛いところでもある。

日本の強さが際立つのは、残念ながら、まだ「アジアという枠」の中でだから・・・でもあるのだ。

強く、美しく、安定してきたとは言え、次の次攻撃の本家のスペイン、破壊力のあるブラジル、固いイタリア、逞しく強いオランダ・・・などなど、列強の壁はまだまだ厚く・高い。

連動性のある自分たちの強さが、ものの見事にハネ返され、通用しないと感じたときの動揺、自分たちを見失い、体勢を立て直すことすらかなわず敗れ去った姿を、私は忘れることが出来ない。

それ(美しく連動するサッカー)が通用しないときでも、「1人の力でその局面を打開し、得点をもぎ取る」そんな「個の強靱な逞しさ」をも身につけ得たとき、ワールドカップベスト4以上が手の届くところに来るのだと思う。

今は、(まず、「アジアという井の中」ではあるが・・・)際立って美しく、強い日本の姿を堪能させてもらおう。

アジアの杯を手に出来もしないで、世界の杯など語れないのだから。

楽しみでは・・・ある。

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このページは、よしかわゆういちが2015年1月22日 23:02に書いたブログ記事です。

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