前回優勝国のジンクスはスペインにもあてはまってしまうのか・・・?

B組 予選リーグ
オランダ代表5-0スペイン代表

スペイン惨敗

UEFA.com より

◆相手を研究し尽くしたリアクションサッカー?

オランダは最終ラインの人数を増やし厚くし、その線を押し上げ、スペインのパスの出所を潰す。

苦し紛れに出すパスの受け手に猛烈なプレッシャーをかけて、カードも辞さずの、ボディアタックを仕掛ける。オランダのその姿はもはやサッカーというよりレスリングの趣さえ逢った。

スペインの選手達はボールを持った瞬間、強烈なプレッシャーが襲いかかってくるので、判断の時間が短くなる。さらには、ボールを渡した後も肉弾攻撃を受けるので、効果的なワンツーが全く機能しなくなってしまう。

ボールの出所を抑えられてしまい、選択の幅が狭くなると、パスコースは限定され、読まれやすくなってしまう。

おそらくはオランダの選手達は、スペインの選手達が「追い詰められるとどこにパスを出す」かを完全にシミュレートしていたのだろう。

そして、そのパスをカットして、「最短距離」でロッペンとファンベルシーにボールを預ける。そして、この二人のアタッカー達は、芸術的とも言える正確さで、それをゴールに叩き込んだ。

「相手の良さを消し、自分たちの長所につなげるシナリオ」が画に描いた様にハマった。

オランダの「考えに考え抜かれ、研究しつくされた」戦術である。

持ち味である「流れるように美しいプレーヤーの連動」を分断されたスペインは、次第に前線と最終ラインを間延びさせられ、リズムを失うことと、時折猛烈に降る雨により、不運な失点、信じられ無いようなイージーなミスが出てしまった。

前回優勝国は振るわない・・・
開幕戦で勝利できなかった前回優勝国はグループリーグを突破出来ない・・・

などというジンクスがあるらしい。

しかし、今日のスペインは違うだろうと思っていた。
さしものオランダとは言え、1-0、2-1などというロースコアで、
流れるような攻撃で、崩しきるような展開を予想していた。まさか、
5-1というような一方的な展開になるとは・・・

決して、美しくはない、洗練された戦い方とはとても言えない、典型的なリアクションサッカー。

今日のオランダは、こうして、愚直なまでに「勝利への最短距離」を走りきった。
お見事と脱帽するしかない。

私は、日本代表がお手本にすべきは、スペインのサッカーだと思っている。

願わくば、決勝トーナメントでオランダとスペインの再戦を見たいものだ。
今回の試合を踏まえ、オランダは同じ戦いをしてくるか、そして、スペインはそれに同対処するか。

しかし、それは、限りなく難しくなった。

おそらく、スペインはこの五失点の惨敗のショックから立ち直れないだろう。

前回優勝国が陥るジンクスに、スペインものまれてしまったのだろうか。

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このページは、よしかわゆういちが2014年6月14日 13:48に書いたブログ記事です。

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