サッカー・女子アジアカップ2014観戦記 (VS オーストラリア戦)

◆予選リーグ第一戦

日本代表 2 ー 2 オーストラリア代表

女子アジアカップ2014

(日経新聞web版より)

◆勝者のメンタリズム

0-2になってしまった時に、正直に言うと私は負けを覚悟した。

シュートを打っても打ってもゴールネットを揺らせない。
圧倒的にピッチを支配し続けていても、攻め続け、前掛がかりになったところを
絵に描いたようなカウンターで失点してしまう。

勝負に勝って試合に負ける・・・のか。

そんな思いすら漂い始めたのだが、彼女らは、全く諦めるそぶりなど見せずに、
ひたむきにボールを動かし、ゴールめざして走っていた。

気温は30℃を越え湿度に至っては70%を越えるという、まさに「低温サウナ」ともいえるような中を、そして、日本には無い深くて重い芝をけり、驚異的とも言える頑張りで彼女らは闘っていた。

そして、川澄のシュートともクロスともつかないボールがオーストラリアのオウンゴールを誘う。

無尽蔵のスタミナで、危険なエリアを神出鬼没していた川澄からのアーリークロスを、大儀美が合わせて同点にして場面では、思わず声が出てしまった。

この娘らは、一体どういうメンタリティをしているのだ!

右胸に輝くワールドカップチャンピオンのエンブレムは、決してダテではなかった。

彼女らは、「こんな所(アジアの予選)で負けてなどいられるか!」
というメンタリズムで闘っていたのだろう。それが、先制されても、突き放されても、ひどんなに暑くても、強い気持ちが切れなかったのだ。

対してオーストラリアは、前回のアジアチャンプでありながら、日本の攻撃力におびえていた。どんなにリードしていても、日本の素早く鋭い出足に振り回されていた。

ワールドカップとアジアカップ。同じチャンピオンでありながら、「勝者のメンタリズム」を持ちきれたと言うことが、同点に追いつけた要因だろう。

対してオーストラリアは、体調が誤算だったのだろう。準備が余程うまくいったのか、多分コンディションに絶対の自信を持っていたため、最初からオーバーペースと思える程の猛攻を仕掛けてきた。

最初から飛ばし過ぎ、サウナのような空気と重い重い芝に、前半半ばで足が止まってしまった。

対して日本は、苦しくなかったわけではないだろう、なまやさしい気温でも湿度でもなかったろう。それでも、最後の最後まで足が止まらなかった。

過去の苦しい試合、厳しい経験を勝ち抜くことでしか持ち得ない経験値。ここが、最後tでモノを言ったのだ。

彼女たちを支えたのは「王者としてのメンタリズム」これにつきるのだろう。

次の試合がまた、楽しみになってきた。

(願わくば、男子もこうしたメンタリズムを持って欲しいモノだ・・・)

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このページは、よしかわゆういちが2014年5月15日 17:12に書いたブログ記事です。

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