Yesか?Noか?の単純な二項対立の思考形態への傾倒の方が心配・・・秘密保護法成立に思う・・

◆2013年12月7日(土) 江別は晴

秘密保護法成立

msn産経ニュース より

秘密保護法・・・成立しましたね。

「保護する秘密はあるけど、その秘密は何かは教えないよ・・・」これは、いささかバランスが悪い・・・というより、これでは悪法とのそしりは免れません。

メディアは「数の横暴」と大騒ぎしているけれども、自民党を選んだのは我々国民であり、民主党ダメダメミームをばらまいてそれを後押ししたのは、他ならぬそのメディアなのです。

コンクリートから人へ、という、わけのわからないスローガンのもと、徹底的に公共事業を絞り上げ地方を疲弊しきらせてしまった民主党。そしてそれを無批判に、いや、積極的に支持喧伝していたのは、他ならぬメディア自身です。

公共事業削減を賞賛していた舌の根も乾かぬうち、アベノミクスによる景気回復傾向が見え始めると、今度はこれを無批判に受け入れ、逆に手のひらを返したように勝ち馬に乗る・・・それが、メディア、マスコミの姿でした。

秘密保護法の必要性はあります。

「スパイ天国」という悪しき評判に代表されるように、我が国の軍事機密、国家機密というものは他国に較べると「ダダ漏れ」に近い状況なのです。これらを強力に保護する必要性は当然にあります。

しかしながら、それは、軍事機密、国家機密に限局されるべきもので、その明確な定義は明確にされる必要があります。また、知る権利、表現・報道の自由への抵触は保障される必要があるものなのです。

安倍政権は前者の丁寧な説明を徹底して省き、メディア/マスコミは後者のみを主張。
結局は、衆参で国民の付託を受けた自民党の主張が通ったという形ですね。

思考形態が、「白か黒か」の二項対立に限局されてしまうとこうなってしまうのです。

秘密保護はどうしても必要なので、ここだけは、何としても守らなきゃね。
だから、これとこれは絶対に守ることにしましょう。

必要性は充分にあるものだから、立法趣旨は支持します。でも、それが主義主張の問答無用の規制に拡大解釈されぬように歯止めをしっかりかけましょうね。

そういう「白と黒の中間・・・灰色の部分」の容認。

これが無いと、いいかダメか、yesかNoかの単純択一になってしまって、極端にどちらかにふれるという、非常にバランスを欠いた危険な方向にバイアスがかかってしまうのです。

今回は、「反対一辺倒」で、その有効性や必要性をみじんも考慮しないメディア・マスコミの姿勢に政府が業を煮やして、逆の方向に突っ走って強行突破してしまった。

という構図になってしまったわけです。

どっちもどっちか、私には、メディア/マスコミの戦略不足だったように思えてなりません。もっというと、自分達で自分たちの首をしめてしまったのか・・・と、すら思えます。

秘密保護法は、ひとつ運用を間違うと、戦前の治安維持法的な、思想/主義主張の恣意的な弾圧につながりかねない危険性をはらんでいます。メディア/マスコミは、この、「本質的な危険性」を熟知している為に(必要性にはあえて確信犯的に目を背けて)反対一辺倒だったわけです。

なのでこの法律施行後は、その運用に厳格さを求めずにはいられないのです。

それにしても、この国での「他者の主張を認めない・受け入れない」一方的な二者択一思考形態・・・こっちの方が、私は心配ですね。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.yo4.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/952

Powered by Movable Type 5.02

ウェブページ

このブログ記事について

このページは、よしかわゆういちが2013年12月 7日 09:35に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「受験勉強が進まない・・・」です。

次のブログ記事は「SAJスキー準指導員資格試験、筆記試験終了!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。