松井秀喜、引退・・・

◆2012年12月29日(土)

松井秀喜、引退、との事です。

松井秀喜引退

NHKニュースWEBより

◆稀代のパワーヒッターの引退

今でも忘れもしない、星陵高校時代の5打席連続敬遠。ノーアウト、ランナー無しでも「敬遠」された伝説の男です。

そして、強運の長嶋監督に引き入れられて、巨人の4番となり、(巨人の)最終年度にはシーズン50本のホームランを叩き込んだ男でもあるのです。

「(日本の)ファンに10年前の松井秀喜を見せる自信がないので」ユニフォームを脱ぐとのこと。

野球選手の中でも、ことのほかファンを大事にする松井選手らしいコメントではあります。

 

でも、私は、それだけではないのではないか・・・とも思うのです。

 

1:巨人のホームグラウンドが天然芝なら・・・・

ご存じの通り、彼は両膝にバクダンを抱えています。人工芝は非常に硬く、ヒザへの負担が強烈なのだそうです。天然芝なら、ヒザへの負担が比較的軽く、プレー継続の余地はあったかもしれないのです。

松井選手は「巨人」というチームに人一倍愛情があるとも言われています。

巨人のオーナーに「日本球界復帰の条件」として、巨人のホームが天然芝なら・・・と言ったことがあったそうなのです。

まあ、東京ドームを天井開閉式にして、天然芝に出来ない事はないでしょうし、読売ならその巨額の改装費もだせたかもしれませんが、この案は採用されませんでした。

もし、東京ドームが天然芝であったら・・・・、松井はまた、ジャイアンツのユニフォームを着たかもしれない・・・と、私は思うのです。

 

2:セントラルがDHであったら・・・

上記の通り、最近の松井は守備に不安がありました。なので、DH・指名打者制があれば、また、復帰の検討の要素はかわったかもしれません。

守備の負担がない条件であれば、松井の心はひょっとしたら動いたかもしれない・・・と、私には思えて仕方が無いのです。

 

3:巨人の背番号55が空いていたら・・・

意外に思われるかもしれませんが、私は、これが一番の理由ではないかと思っています。

彼は「巨人軍の55番」という背番号に人一倍愛着を頂いていたと思われるのです。

そして、巨人もそれ(松井の背番号に対する思い)を汲み入れ、彼の日本球界復帰の準備として55番を開けていたらしいのです。

それを、原監督が「(自身の)後輩の大田」に渡してしまった・・・・のです。

大田が背番号55を付けると知った日の松井は、相当に荒れた・・・とも、「これで俺のジャイアンツへの復帰はない・・」とこぼしたとも、漏れ伝わっています。

巨人軍が55番を依然として空けて「待って」いたら、わからなかったと私には思えるのです。

 

 

しかし、それでも、復帰はなかったかもしれない・・・

松井のバッティングは「高度な技術の集大成」であり、「類い希な選球眼の賜」でもあるのです。

かれは、練習でのティーバッティングで、「ボールの下半分を叩く」事に大半を費やしていたそうです。

ボールに逆回転のドライブをかけて、高く、遠くへ飛ばすのです。

(ファイターズの中田翔も、このタイプのバッティングですね)

高く、美しい放物線を描いてスタンドに飛び込む、松井の弾道は、こうした技術に支えられていたのです。

しかし、これは、「バットがボールに当たるポイント」がわずかにズレるだけで、ホームランが凡打になってしまうのです。高度な技術故に、わずかなズレが致命傷になります。

(中田翔もそうなのですが・・・)松井の好調の時期が短く、スランプが長めなのはここに理由があります。

ドンピシャのタイミングで打つ事が非常に難しいからですね。

体力の衰えとともに、「行った!」と、思える当たりがフェンスの前で失速してしまうことが続いた近年は、松井自身の、ほんのちょっとしたパワーダウンが、ポイントのズレを招いて、スタンドに放り込みきれなくなってきていたのです。

 

そして、動体視力の衰え。

松井はまた、非常に選球眼の優れた選手でもありました。ボールの下半分をピンポイントでパワーヒットするには、シビアな選球眼が必要でした。

四球の多さで、その選球眼の高さを評価された松井ではありますが、年齢とともに、どうしても動体視力が衰え、やはり、パワーヒットするポイントがズレてきてしまっていたのです。

 

そういう意味では本人が誰よりも、その、「高度な技術のわずかな衰え」や「選球眼/動体視力のわずかな衰え」を感じきっていたとも言えるのでしょう。

なので、上記の3つの条件が全て揃っていたとしても、彼の日本球界復帰は無かったかもしれませんね。


 

ヤンキースが、なんと、彼と「一日契約」を結ぶことを検討しているという。一日だけ契約してその日に「引退セレモニー」か「引退会見」を開く事が検討されているそうだとも・・・

ヤンキースの一員としての、「引退」が検討されてもいるのらしいです。

彼の人柄と功績が、あの人気巨大球団をも動かしているのらしい。 何ともスケールの大きい話です。

 

いずれにしても、記憶に残る名選手の引退・・・・これは寂しいですね・・・

 

松井選手、お疲れ様でした。

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このページは、よしかわゆういちが2012年12月29日 19:43に書いたブログ記事です。

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