白星は何よりの良薬になるだろう・・・サッカーなでしこJapanロンドンオリンピック観戦記

◆女子サッカーロンドンオリンピック 予選リーグ VS カナダ

なでしこ勝利!
YOMIURI ONLINE 2012/7/26

◆戦前の予想を良い意味で裏切ってもらった・・・

本番直前の親善試合を、全く良いところが無い形で連敗して、チーム状態は最悪。点を取れない攻撃陣と、守れない守備陣との間で不協和音さえ漏れ聞こえてくるほどだったという。

そして、「金」を過剰なまでに期待される重圧。

チームを取り巻く環境は、厳しいものがあったはずだ。そして、重圧のかかる緒戦。私は、カナダと引き分けるか、下手をすると負けるまであるかもしれない・・・と、やや悲観的な思いでキックオフを見ていた。

終わってみれば、2-1で、勝ち点3を奪えるという最高の出足。これは、最高の良薬になるはずだ。

 

◆名前と看板と技術と、監督の執念で得た勝利

日本のチーム状態はお世辞にも良い状態とは言えなかったのだが、カナダは必要以上に日本を警戒してくれた。

序盤から、日本の素早い攻撃を恐れる余りに、フォアチェックに徹して、早めに日本の良さを消しに来る策に出てきてくれた。

私はカナダというチームをよく知らなかったのだが、これは、やや「よそ行き」の戦術だったのではないかと思う。

かりそめにも、ワールドカップを制した相手である。チーム状態が悪いとは言え、監督にも、選手にも「世界一の相手」に、おびえる思いはあっただろう。

そして、そのおびえが、「よそ行き」の戦術を選択させ、結果として、早めに足が止まってしまう・・・という結果を招いた。

序盤から相手の素早いチェックに手を焼いた日本だったが、20分過ぎからやや運動量が落ち始めると、ペースを取り戻した。

左サイドを粘った沢が、右アウトサイドで絶妙のセンタリングを大野に通す。

大野は、川澄が飛び込んで来るのがわかっていたかのようなタイミングで、ヒールパス。

角度の無いところから川澄がおちついてGKを交わすシュート。

この流れるような息の合った攻撃は、「かたくな迄にメンバーを固定して、戦術を熟成させた」佐々木監督の執念のゴールでもあった。

失点のショックから立ち直れないうちに、カナダ守備陣は左サイドを駆け上がった鮫島からのクロスをクリアし損ない、深山のラッキーとも言えるゴールを招いてしまう。

これまた、「強者に先制された」という、日本の「名前と看板」に動揺してしまった結果だと私は思う。

 

失点こそしたものの、相手のロングボール多用に慣れてきてからは沢と阪口が効いて、セカンドボールをほとんど失うことなく、見た目より相当安定感のある守りで、1点差を守りきった。これは、土台にになる技術がしっかりしていたことが、真剣勝負の場で生きたと言う何よりの証左だ。

◆勝利という薬はなによりも効くだろう

やや自信を持ちきれず、重圧を体と心一杯に抱えてきたメンバー達に、この1勝は、なによりも自信を復活させ、重圧を払いのける良薬であり、きっかけになるだろう。

「世界一」のメンバーが自信を取り戻してくれれば、状態は上向く一方である。

次の試合が楽しみになってきた。

さらに、がんばれ!なでしこJapanである!!!

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このページは、よしかわゆういちが2012年7月26日 03:38に書いたブログ記事です。

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