武富士の更正法申請に思う・・・

■2010年10月13日(水) 江別はクモリ

武富士が会社法申請をしてはや半月・・・

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(このCMは、非常に衝撃的だった・・・)

過払い利息返還・・・・武富士の経営破綻はこれに尽きるのだろう。

もともと、最盛期の利息は確か28%位だったと思う。新橋駅でよくティッシュをもらったのでよく覚えている。100万円貸したら、128万円回収できるのだ。この金利は安いとは言い難い。むしろ、高利と呼んでしかるべきだろう。「これは、濡れ手に粟だよなぁ・・・・」と、もらったティッシュを見ながら考えたことを思い出す。

なので、経営破綻してしまった武富士に対する視線は基本的には冷ややかなものが多いように私は思う。

しかし、全国に2500人以上の社員が存在し、その方々の多くが路頭に迷う事に成ってしまった。この中には50名の障害者の方々もいるのだ。

確かに儲けすぎていた点もあったと思うし、取り立てなど、評判の芳しくない点もあったと聞く。しかしながら、武富士だけが悪者なのか・・・というと、私にはどうしてもそうは思えないのだ。

裁判所でグレーゾーン金利について、続々と貸し手側が敗訴し続けた時期、監督官庁はこの事態(消費者金融会社の経営悪化)を容易に予想出来たはずだし、それに対して、何ら有効な手立てを打つどころか、むしろ、責任回避等で「積極的に傍観」していたのではないか・・・とすら思えるフシがあるのだ。

監督官庁が許認可権を握り、企業の生殺与奪の権限をもっていた立場のものは、このグレーゾーン金利撤廃、過払い利息返還について、可能な限りの手練主管を駆使して、実行を先送りし、ソフトランディングをはかろうとすれば事態はまた、違った物になったのでは無かろうか・・と思えて仕方がない。

小泉政権登場以降、行き過ぎた市場原理主義により、淘汰の原理が跋扈してしまっている。

典型的なのが建設業だ。

談合が諸悪の根源で、建設会社は税金を不当に甘受しているとマスコミなどに喧伝され、結局監督官庁は、(結果として)業界を救おうとするどころか、その淘汰の流れにバイアスをかけてしまっていたように私には見える。

淘汰される企業には、必ず少なくない「従業員」がいるのだ。

その先にある雇用の喪失に対し、なんら手を打たずに淘汰のみを先行させてしまった姿が今だ。

写真の武富士ダンサーズのいCMを手がけた広告代理店まで倒産した。直接の因果関係は無かった様だが、武富士から仕事を受注していた企業も少なくないだろうと思うと、その影響は深刻である。

行政だけを悪視するつもりもないのだが、やはり、その「手腕」のまずさと、「先を見られない」イマジネーション不足には暗澹とする思いだ。

行政官僚の方々にはがんばって欲しいものなのだが・・・

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このページは、よしかわゆういちが2010年10月14日 00:07に書いたブログ記事です。

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