北海道の磯釣り仕掛け工房!(仕掛けの作り方)

◆北の仕掛け工房は私の自宅のダイニング?

今年度初の釣行を控え、仕掛け作りにいそしみます・・・・

と、言って釣行は明後日なのだが、まだ仕掛けが出来上がっておらず・・・大変な状況で大慌てで作成しています。

私は実際に釣りに行くより,仕掛けを作っている好きな人だったりするのです。

鯉釣りの地味で目立たない仕掛けばかり作成していると、きらびやかで目立つ磯釣りの仕掛けづくりがとても楽しいのです。(笑


◆私の磯釣り基本仕掛けの作り方(対象魚:ホッケ、アブラコ、カジカ、ソイ その他)

1:ハリ先の保護と、パーツの装着

普通に結んだハリの「チモト」を保護してあげます。これをしてあげることで、ハリがほどけてせっかくの大物をバラしてしまうリスクを減らすのです。

ハリ保護2

熱すると大きく縮む「シュリンクパイプ」をチモトの長さ分カットします。チモト全体を包み込む長さにしてかぶせます。

ハリ保護3

熱湯の中に数秒つけます。これだけでOKです。ドライヤーの熱風を吹きかけてもOKですが、よりキッチリ圧着するには、少々手間でも熱湯の方が間違いないでしょう。

03-2

ハリ先にビーズ・浮き球、ゴムパイプなどをかぶせてひとまず完成です。

2:コマセネット仕掛けを作る

北海道の磯釣りでは標準的に使われるネット仕掛けですが、これを自作する方法を紹介します。

まず、ネット下部を溶着させるために、針金でスプリングを作っておきます。スプリングの径は、使うスナップなどのサイズに合わせて、ボールペンや箸などで、適当な型を取っておきます。

04

パイプスプリングの「型」にネットを通します

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1~1.5cmほど先を出しておいて・・・

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ライターの火で炙り焼き、中心まで火が通ったところで吹き消します。

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ドロドロになっているうちにスナップ、または、スナップ付きサルカンを押し込みます。

1~2秒そのまま置いて、そっと型を抜き、表面を成形します。

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表面が冷めていれば、軍手をしていると熱くありません。

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手早く表面をならしてあげると、もう完成です。このあとペンチで引っ張り、抜けなければOKです。圧着が不十分だとすっぽ抜けることがありますが、芯まで火を通してあげるとほとんどの場合すっぽ抜けることがなく、充分に圧着します。

次に、ネット上部にミキイトを通します。ミキイトの長さは好みでOKです。仕掛け全体の全長の倍の長さをあらかじめカットしてあげると良いでしょう。私は基本仕掛けの全体の長さを50cm程度としていますので、ここでは1mの長さのミキイトをカットしておきます。

ミキイトは折り重なる形になりますので、5号のイトであれば10号程度の強度となりますので、ミキイトの太さは、自分で使いたい号数の半分を目安にすると良いでしょう。(例、8号のミキイトの太さにしたければ、4号のイトを通す)

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目の通し方は、一目ずつ通す、二目ずつ通す、一目ずつ折り返して被せるよう通すなど色々なやり方があります。(私の経験では、ざっと粗っぽく通しても機能/強度には大きな違いが出ない事がわかっています。)始めて作成する場合はでも、あまり神経質にならず、「イトが通っていればいい」くらいの気持ちでざっくりと作っても大丈夫でしょう。

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イトを絞ってあげれば完成です。

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私はどんな釣行でも、これを20個以上作成しておきます。

次に、口を閉じるためのビーズ/浮き球、ゴムパイプを通します。

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ゴムパイプに爪楊枝をさし、適当な長さで爪楊枝をカットします。

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ネット部分の完成です。

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ネット全体の長さは好みで構いません。詰めたいコマセの量で決定します。私は大体テニスボール一個がすっぽり入る長さ、20cmを基本にしています。

Yピンなどのパーツを通します。

コマセネット13

Yピンの間に、短めにカットしたゴムパイプを挟むのを忘れないで下さい。(意外に忘れがちです)

基本部分完成

最上部にスナップ付きサルカン(またはサルカンのみ)を縛り、保護の為にゴムパイプを重ねます。これで幹の部分は完成です。

Yピンにハリス付きのハリを通して接合部をゴムパイプで保護して完成です。

1本バリ基本仕掛け 

ハリスの長さも好みで構いません。私は日本海では振れを取りたいので20cm程度、太平洋ではカラミを少なくしたいので(Yピンを長いものに代えた上で)10cm程度にしています。

この1本バリしかけは実に応用の利く仕掛けで、下部のスナップにテンビンを取り付けると・・・

テンビンを加えて3本バリ仕掛けに 

3本バリホッケ向き仕掛けとなり、イカゴロ片テンビンを付けると

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ゴロネット仕掛けとなります。イカゴロとコマセのダブルパンチとなりますので、カジカ、ソイ狙いには特に効果を発揮する・・・と自分では思っています。(ちなみに実釣ではこの仕掛けで、カジカの爆釣を経験しています)

一見、「根掛かりしそう・・・」という印象を受けますが、実釣では意外に根から外しやすく重宝しています。

参考までに、私のゴロバリ(親子バリ)の作成法とテンビンの作成方も記しておきます。

参考1:ゴロバリの作り方

ゴロバリは結構結ぶのが大変ですので、ここでは誰でも簡単に作成出来る方法を紹介します。

まず、大きさの異なる2種類のハリを結んでおきます。(ハリを結ぶのが難しい方は既製品でもOKです。)

ハリの大きさは、私は親バリフカセ17号、子バリネムリセイゴ16号を基本にしています。ハリ間の長さは20cmを基本としています。(使いたいイカゴロのサイズに合わせます)

00-1

次に、使いたいゴロのサイズに合わせてハリを揃え、ハリスをカットした上で結んでしまいます。

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上から、シュリンクパイプ(ちぢみパイプ)を通し、加熱して圧着します。

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これで完成です。とても簡単です。ゴロバリ(親子バリ)は、親子の間の長さを揃えて結ぶのがとても難しく、何本ものハリを結ぶと、どうしても不揃いの長さで出来上がってしまいますが、この方法だと、長さを簡単にキレイに揃えることが出来ます。

参考2:ゴロ用片テンビンの作り方

まず、φ1.2mmのステンレス線と、スナップを用意します。(1mmでも強度的には問題なく、加工しやすいかもしれません)

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全体で25cm程度でカットし、ペンチやプライヤーを使い5cm程度で折り曲げます。

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ステン線は強いので、折り曲げると写真のようにネジれますが、ここでは気にしなくてもOKです。

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折り曲げが終わると、スナップを通し、「かしめ」用のパイプを挟み込みます。

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「かしめ」用パイプをスナップの位置まで下げて、ペンチで力一杯「かしめ」ます。1本ずつ、全身の力を使ってつぶします。

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(力一杯、片側ずつ「かしめ」つぶしてください)

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出来上がったら、長い部分を写真のように曲線状に折り曲げます。ここは慣れないうちはなかなかキレイに行きませんが、見た目がデコボコしても、実釣には何の影響もありませんので、こだわらず曲げてあげて下さい。

先端10cm程度をまっすぐに折り曲げ、さらに上下を1cmずつ折り曲げて完成です。

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実際にはこれを逆さまにして使います。

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このゴロ用片テンビン、意外に根掛かりしにくく、応用が利く仕掛けですが、あまり市販されておりませんので、是非自作にチャレンジしてみて下さい。

自作仕掛けのメリットは、釣り場の状況や対象魚、エサ(特にイカゴロ)のサイズに合わせたものが製作できる・・・と言うことが一番でしょうか?

また、強度が市販のモノより大幅に強くなりますので(市販品は結構弱かったりすることがあり、仕掛けの途中で切れたり、ハリノチモトがほどけたりすることがあります・・・最近、市販品を使ったことが無いので、最新の市販品は強度があがっているとも聞きますが・・・)

ハリや仕掛けを自分で結ぶと、釣りの楽しみが何倍にもふくれあがること請け合いです。

是非、チャレンジしてみて下さい。

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仕掛け作りが、三度の食事より好きな私です。仕掛けの制作で生計が立てられるなら、迷わずこの道に進みたいモノです。(笑

しかし、これだけ手のかかる作業を一気に20組以上製作するのは、直接(金銭)コストもそうですが、間接(時間)コストも相当にかかります。何より「目が疲れ」るのですね。

こうして仕掛けを作っている間は、時間が経つのを忘れてしまい、気が付いたら夜が明けていた・・・何てことも珍しくありません。

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このページは、よしかわゆういちが2012年5月 4日 02:13に書いたブログ記事です。

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