この試合のノルマは明確であっただろう。まず、
「負けないこと」「勝ち点1(以上)」を取る事。勝てれば申し分なし、最低でも引き分ける事。
試合前に金子達仁氏が自身のコラムでこんな事を書いておられた。
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報道を見ていると、合宿中の岡田監督は、ボールを奪ってからの切り替えの速さに尋常ならざるこだわりをみせていたという。ボールを奪われた場合も、下がるのではなく奪い返しに入る。リスクはあるが、成功した場合の破壊力は相当なものとなる。 |
成るほどね、本大会でグループリーグを勝ち抜くため・・・日本代表が目指すサッカーの方向性はこれなのね。異議なし!(笑
ただ、これから戦う「アジア予選」は、相手によってはちょっと違うんだよな・・・
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さて、キックオフ!
アウエーながら序盤から積極的に、俊輔を中心に松井と内田がなかなかの動き。前半18分に右から俊輔がFKで直接GOAL!いい時間で先制点。
先制されたバーレーンはロングボールでのパワープレーに頼りながらも猛攻を仕掛けてくる。やや押され気味の時間が続く。
中盤過ぎ、暑さから運動量が互いにやや落ちて来てファウルが目立ってくる。前半終盤、幸運なPKを得て遠藤が技ありのGOAL!
前半を終えて2対0という予想以上の展開。
強いプレッシングからの素早いダイレクトパス交換で相手を翻弄するという日本の意図する展開が計れ、まずまずの前半。しかし、一抹の不安も。このペースでは最後まで絶対に持たないだろう。どこかで「ガス欠」の予感はある・・・
後半のバーレーンはやはり最初から飛ばしてくる。ロングポールのパワープレーから日本最終ラインに放り込みが目立つ。左右両サイドからのクロスが放り込まれ、そこからの二次攻撃、三次攻撃を仕掛けて来る。CKが連続し、ヒヤっとする場面が続く。
後半15分くらいに、松井が高い位置でボールを奪取し遠藤へ、遠藤のスルーパスを玉田がこれをうまく受けてシュートまで持って行く!うん、これ、これ!このシュートは外れたけれども、岡田監督が目指すサッカーはコレなのよ!
この直後、バーレーンは攻撃陣の二人の選手を一気にチェンジ、勝負をかけて来る。日本代表は疲れが見え始めやや運動量が落ちる。中盤をバーレーンに支配される局面が多くなってくる。
田中達をストップしようとしたが間に合わなかったバーレーンDFが、倒してしまい2枚目のイエローとなり退場。日本は一人多くなる優位な状況が訪れる。
20分すぎ岡田監督が動く。がっくり運動量が落ちた松井に代えて中村憲がIN。
バーレーンもさすがに運動量が落ち単調な展開。
右から俊輔→中央遠藤→玉田がエリア内に切れ込み勝負して突破!さらに、田中達が左のスペースを突きクロス、その二次攻撃で長谷部がシュート!いい流れの攻撃が時折みられる。
中村憲がいい動きを見せ左サイドからのGOAL!この追加点で試合はほぼ決まる。
と、思われたが終了間際に1点を返され、さらにタイムアップ寸前に信じられないボーンヘッドでさらに追加点を許し、試合はにわかに緊迫。ロスタイムが3分もあり、完全に足の止まってしまった日本陣に容赦なくロングボールが飛び込んで来る。やや慌てる局面だったか流石ににバーレーンも疲れから目をつぶって長いのを放り込むだけという印象でなんとかタイムアップ。
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緊張の最終予選緒戦、アウエー、湿度のある激しい暑さ。厳しい条件下での勝ち点3は上出来であろう。こ最悪、引き分けでもやむを得ない位置づけの試合だったのだから。この試合は、結果が全て。どんな不細工な試合でも、内容が悪くても勝ち点3をもぎ取った事に価値がある。
目指す方向性へのアプローチは意とするプレーも垣間見えた。ただ、これは対戦相手が互角か格上の場合、つまりWC本戦での話。アジアの予選では、(今日も多少垣間見られたが)引かれて、ゴール前を固められ、そこからのカウンター一辺倒。という相手にはまた別の戦い方がどうしても必要になる。多分、カザフスタンあたりにはそうなるのではないかと思われる。相手によって戦い方を代える事の可否の論議はあるだろうが・・・・
また、前線でのボール奪取、ダイレクトプレーからの流れにこだわるあまり、どうしてもオーバーワークになりガス欠の時間が(早めに)着てしまう点も課題だろうな。なるべく高い位置でのボール奪取は出来ていたと思う。しかし、そこからの「キープ」に課題がある。高い位置でボールが取れてもキープ出来ないと、ロングボールを返され、急な戻りを強いられる中盤の選手に凄い負荷がかかる。(今日の松井はその典型だったと思う)
そして、今日の試合の俊輔のコンディションが最悪だった。最終盤は彼を起点としてピンチも多かった。あきらかにコンディションに問題があり、運動量が落ち、ピンチの起点となるようであればチームリーダー・司令塔と言えども早めに交代する必要もあるだろう。そして、その場合の俊輔の代役を確保する事も大きな課題であろう。
いずれにしても、今日の勝ち点3をまずは素直に喜ぼう。


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